2009年11月30日月曜日

国分寺公園から望む

初冬の国分寺公園周辺の夕暮れ!この雲の迫力に圧倒されそうです。淡いピンクとも紫とも何と表現したらいいのでしょう?車を止めて思わずシャッターを切りました!10月の秋のうろこ雲と違いこれから厳しくなる冬に雲が挑むといううような印象を持ちました。自然の美しさと迫力にうっとり!こんな近くにも非日常が存在するのですね!明日から12月、慌ただしくなりますが2009年の締めくくりです、今年はどんな年だったのか?来る年はどんな年にしたいのか?そう私は挑戦の年にしたいと思います。厳しい冬に立ち向かうこの雲のように悠々と前に進みたいと思います。

ひろこ

2009年11月15日日曜日

珠洲の塩田村




先日、初めて珠洲に行ってきました。揚げ浜式塩田!はじめて聞く言葉でしたが、この塩づくりが国指定無形民俗文化財に指定されたそうです。私も最近お料理に使っています。素材の持ち味を引き出してくれ、甘みさえ感じます。手塩にかけて作るという言葉通り丁寧に丁寧に作られています。毎年寒のうちに味噌を作っていますが今年は珠洲の塩を使おうと思っています!どんな味噌になるのか楽しみです。毎年1月末に作った味噌をセーターが恋しくなる頃、10月半ば過ぎくらいに蔵出し?します。やはり自家製の味噌は香りが違います。子供たちも小さい頃から味噌汁が大好きで時間をかけて出来た味噌に感慨深げです!娘たちに味噌造りを伝えたいです。11月23日に塩サイダーが発売されるようです。当日は珠洲の塩田村でお披露目会が開かれるそうです。ドライブがてら珠洲に行ってみませんか?
ひろこ


2009年11月13日金曜日

新作です


昨日、窯から出ました。12月に開催される一水会陶芸展に出品しようと思いましたがストライプの銀彩が微妙にむらがあり、もう一度窯に入れたくて今回は別の作品を出品しました。この作品は25周年の表紙を飾るべき作品になるかもしれません!とても気に入ってます。照明の関係でやや黄色く、金彩に見えるかもしれませんが実物は品のいい、銀彩になっています。中心から放射線状に広がり華やかで軽やかな作品に仕上がりました。六角形が不思議な雰囲気を醸し出してくれました。直径52㎝の大皿です。
ひろこ

2009年11月7日土曜日

日本工芸の国際性に関するシンポジュウム






2007年の10月、英国、大英博物館にて《わざの美》展、Crafting Beauty In Modern Japan ,日本伝統工芸展50年展の特別展が開催されました。そして先日2009年11月4日東京有楽町朝日ホールにて工芸シンポジュウム「日本工芸の国際性」が開催されました。文化庁の「文化発信戦略にかんする懇談会」において、戦略的、効果的な文化発信を推進することが提言されました。その調査研究事業の一環として開催されたものです。
そのパネラーの中心的な役割を果たしていたニコル=クーリジ=ルーマニエール女史のお話はとても興味深かったです!女史のお話の中で如何に日本の工芸を英国で一般大衆にアピールするか、伝統をそのままトラディッショナルと訳しても古いものには一般受けしない!クラフトではまた意味が違う!こうした試行錯誤の中、ニコルさんを中心としたスタッフはクラフティングビューティーという言葉を作りました。一言に文化を紹介すると言っても作品を適格に表現する言葉が非常に重要であると痛感しました。日本工芸会の作家が伝統を守りながら新しいものを生み出している現代の日本を紹介するといううことに的を絞ったところが素晴らしいです。そして1番人気は我らが松田権六先生の作品次いで金工の中川衛先生とニコルさんがおっしゃいました。図録の表紙は徳田八十吉先生の作品で飾られーそれって全部石川県の作家じゃないですか!うれしいことです!
このシンポジュウム金沢でも開くべきと思いました!文化の日にふさわしい過ごし方ができた11月初めでした!
ひろこ