桜が散り、我が家の庭の新緑が一斉に芽吹き始めました！
日本の古典文学や奥の細道など江戸後期の文学においても非常に造詣の深い研究者である、
ドナルドキーン氏が日本に永住する為に手続きをとっているそうです！88歳の日本文学の研究者！
キーン氏のお話を二度ほどお聞きしたことがあります！彼は常に日本の若い人に日本の文学にもっと触れてほしいとお話していらっしゃいます！そして
我が家の山吹と椿
4月は私の誕生月です！ 金沢に生まれ、今は七尾在住ですが故郷の事、小さい頃に遊んだ公園や何気ない故郷の記憶は自然の中にあるように思います。
椿庵にもようやく遅い春がやってきました！ガラス越しに見た椿庵！外の垣根や椿がうっすらと映ります。例年より我が家は10日ほど遅い桜便りのような気がします！連休前は庭の草木と戯れ過ごします！この写真は3日ほど前のものですが庭の土手には今日は黄色の山吹の花が咲き乱れています！
長男が古流松照会、家元の杉本理照先生に入門をさせて頂くことになりました。ご挨拶に私の花器を持参しましたところ、早速紅詫び介を先生が活けて下さり床の間に置いて下さいました！隣には立見隆さんの信楽の壺が堂々と鎮座していました。 重厚な枝一輪に大白玉椿がアクセントになっていました。もともとは、モクレンの蕾が一つ付いていたそうです！ すごい迫力でした！ 私の花器はおもちゃみたい？
昨年１０月でちょうど椿窯２５周年を迎え今年は正に２５年の区切りの年になります！充実した年にしたいです！常に念じていますが、陶と向き合う年にしたいと思います！
水芭蕉が顔を出してます 
ずっとコブシだと思っていましたがどうも 白木蓮の花 のようです! 私の思い違いですね！庭を整備した折に片側の枝が大きく折られてしまいましたが折れた個所から新芽が伸びて枝になろうとしています
美しい藪椿
寒芍薬、別名クリスマスローズと黄色い花はレンギョウです
ようやく昨日で東急本店の個展も無事盛会のうちに終了いたしました！七尾の桜はまだ７分咲きでしょうか？でも我が家の庭は春爛漫です！季節は巡り心癒してくれます！我が家の猫たちも外で蝶を追いかけ走り回っています！２０１１年前半は大雪や未曾有の地震や津波に見舞われ、日本に暗い影を落としていますが、花はそんな苦しい時にそっと人の心に寄り添ってくれます。
ようやく東京も新年度を迎え桜も咲き、落ち着きを取り戻しつつあります！見知らぬご婦人に暗い気持ちになっていましたが作品を見て心癒されましたとお声を掛けて頂きました。その一言でこちらも励まされました。 ようこそお出かけ下さいましてありがとうございます！ 
紫式部を図案化した新作です。軽やかに筆が運びました！ 
花一輪でその空間がなごみます！ 花は人の心にそっと寄り添ってくれます！
椿を我が家から連れてくるのを忘れてしまい、深紅のバラを生けてみました！ 先ほど我が家に帰ってきましたがれんぎょうも椿も今を盛りと美しく咲いて、私を迎えてくれました。 東京の人々も頑張っていたよ、と花たちに挨拶をしました。作品展は明後日までです。
おなじみの燭台ですが毎年少しずつ変化しています！私の担当者は気付いてくれました。ベースの部分を２センチ高くして底の部分をくりぬいています！ 
４月７日～１３日まで東急本店８階美術ギャラリーにて作陶展が開催されています。震災でお客様が来てくださるか心配でしたが皆さん駆けつけて下さいました。和倉温泉の料理人さんにお願いして温泉卵を作って頂きました。そして七尾の菜の花のろーそくと共にお土産に差し上げました。数に限りがあり、差し上げられなかった方もありますがほんの心ばかりの品でございます！お客様の中にはあー癒されますと言ってくださってとてもうれしかったです！
東日本大震災による企画展の中止が相次いでいますが私の個展は予定通り開催します。渋谷道玄坂、東急本店８階美術ギャラリーにて４月７日(木)より１３日(水)までです。どうぞお立ち寄り下さいませ。 
