2010年7月24日土曜日

日本伝統工芸展出品作が仕上がりました!

夕日に照らされて作品が心地良さそうです。昨年から取り組んでいる紫式部文様、今回は六角形の鉢です!昨年はかなり大きな皿でしたので今年は五〇センチで少し深さのあるものにしました。背景の作品は3代八十吉の作品です!ギャラリー椿庵では八月一杯一周忌展にしました。展示台は河北の松井さんに作って頂きました!五〇年ほど寝かせてあったタブの木、父、雪山の仕事でつかっていた材料が寺の軒下にたくさん眠っているというので少し出して作って頂きました!埃がすごかったですけどきれいにつやが出ていて蘇りました!

ひろこ

2010年7月23日金曜日

我が家の睡蓮の花

夏本番です!連日猛暑が続きますが3年前に池に植えた睡蓮の花!夏は白い花が清々しくていいですね。今年は葉っぱも花も生き生きとして良い感じです!亡き父の7回忌の法要の朝、初めて白い花を1輪咲かせてくれました!庭掃除をしていて遠くからこの花に気づき、大粒の涙がバタバタと落ちてきたことを思い出します。蓮の花とこの睡蓮の花は本当に美しいと思います。心を奪われるとはこの事かと思いました。庭の花を見ては涙する今日この頃、俳句でもひとつ吟じてみたいものです!

睡蓮に心奪われ父思う

俳句はあまり馴染みがないのですが友人がこの春までNHKで俳句の番組の司会をしてました!最近お仲間と俳句の会があるからと誘われていますが吉田さん大丈夫だから季語って何ですかと言う方が
いらしたからと?その言葉信じていいものでしょうか?

ひろこ

2010年7月14日水曜日

英国の女性陶芸家ルーシーリー展



6月うだる様な暑さの中、国立新美術館で開催されたルーシーリー展を訪ねました。今から21年前に大阪市立東洋陶磁美術館のルーシーリー展を拝見した時の胸の高鳴りを思い出しながら拝見しました。当時は窯を持って3,4年しか経っていませんでしたが5歳と2歳の息子の手を引っ張って能登から電車を乗り継いで大阪に向かったのが今は懐かしい思い出となっています。東京国立近代美術館の金子賢治さんがこの工芸館課長としての最後の企画だったことは先月初めて知りました!今年の2月?だったと記憶しますが知人から金子先生が知人所有のルーシーリーの作品を取りに見えるから
遊びに来ませんかとお誘いを受けました。上記の黄色の作品とニット線文鉢の2点でした。金子さんは借り受ける作品の状態を事細かにメモし高台の特徴など私も一緒に拝見させていただきました。以前にも茶会でこの鉢をお使いでしたからなじみ深い作品でしたがあらためて手に取ってみると何かしら感慨深いものがありました!今回の展覧会の図録にはこの金子賢治さんと大阪東洋陶磁美術館の出川哲郎さんお二人の評論が対峙していて、とても興味深いです。視点が違うというのはとても勉強になります。お二人とも日本を代表する評論家ですが作家が作品を体から絞り出すように評論家も命を削って言葉を紡いでいるのですとおっしゃっていたのが心に響きました!因みにこの展覧会は全国を巡回します!   大阪は12月から2月まで開催です!
ひろこ