2013年11月30日土曜日

吉田洋子作陶展 イン 名古屋 名鉄百貨店本店


 2013年11月13日(水)~18日(月)まで開催しました吉田洋子作陶展はお陰様で盛会のうちに終了致しました。お天気にも恵まれじっくり丁寧に皆様にご覧いただけました事に感謝です。
会場が広いので作品と会場のバランス取れるのかとても心配でした。七尾から椿やつわぶきの花や紅葉などを沢山持って会場入りしましたが華道家ではないので次回からは地元の方にお花を生けて頂く事も考えたら良いと痛感しました。





貴婦人と名付けた花器!やはり名古屋の方にもお褒めの言葉を頂きました。



 赤と黒の新作です。

七宝文様を入れたお気に入りの一輪差しです。


 九谷焼き定番の徳利、紅白が華やかさを演出してくれます。今回は杯をもっと作りたかったのですが力及ばず、来春の桜の季節に頑張って発表します。



 今回の赤は非常に美しい発色になりました!





 ワインクーラーもクリスマスからお正月に掛けて活躍してくれそうです。赤が美しい!
今回は本当に焼きが良かったです。


 この直径51センチの大皿は2枚とも会場で光を放ってくれました。


東京、大阪、奈良、神戸からもお運び頂きまして本当に有難い事と深く感謝申し上げます。名鉄百貨店美術、及び外商の皆様にもお力添え頂き作家としてこんなに有難い事はありません。
今回私の力が及ばず食の器の量を減らしてしまい、作品はありましたのにもう少し細かなモノも展示すべきでした。反省点が沢山あります。今回新作の花器を中心にと思うばかり全体のバランスに掛けてしまい残念です。

今回は3年振りの名古屋での展示会でしたが次回は還暦の記念展で赤を思いっきり使った展示会にしたいと一人で決めています。開催して頂く名鉄様にお願いする事ですがどうなりますか?
そうなると2年後になりますがそれまで体調を整えて人生最高の展示会にと願うばかりです

11月の晦日になりました。明日からは12月、大作の花器を息子からの依頼でロクロを挽くことになり、プロも嫌がる程の大きさです!命を削って個展を開催しましたのに寒さの中ぞっとしますが
引き受ける職人もおらず、非常に厳しい仕事です。



                      
本年も残り少なくなって参りましたが、毎年恒例のお節づくりとお正月を演出するための器作り。究極の和食はお節にありです。器なくして和食は語れ無いと思ってこの28年作陶して参りました。究極の器? 自然体で行きましょうね!お正月に向けて主婦の力を引き出して頑張る事にします。

幸せな陶芸家ひろこ

2013年11月6日水曜日

吉田洋子 作陶展 イン 名古屋



いよいよ来週13日(水)より18日(月)まで名鉄百貨店本店[本館]10階クローバーサロンにて作陶展が始まります。上は写真館のプロの撮影で、下は同じ場所で撮影が終わった後、照明を消して携帯で私が撮ったもの。
うーん、照明って難しいものですね?DMはもちろんプロので作成しましたが仕上がって見るとやや不満が残ります!

立体の作品は実際に現物を見て頂かないと意図するところを伝えにくいものですね!
写真を見て一喜一憂していても始まりませんね!

作品展終わったら見せて下さいねと言われる事がありますが名古屋で全て嫁ぐかもしれないので
難しいかもしれないです。(笑) 今回は新作が半分以上ありますから制作者の私自身ワクワクしています。
名鉄百貨店美術、外商始め、皆様のお力添えで作品を発表できます事に身の引き締まる思いです。名古屋では3年振り2回目の個展となります。一輪を生けて楽しめる花器を中心に八寸の器、茶碗、香炉、酒器など約60点を一堂に展示販売いたします。
会期中は会場におりますのでどうぞご高覧下さいますようお願い申し上げます。

まだ窯炊きが終わらずあがいております!
新しいものに挑戦している作家の軌跡をご覧いただけましたら幸いでございます。

ヒロコ

2013年10月16日水曜日

秋の新作がお目見えです!


 窯から光を放っています!美しい私の分身たち。


2013年11月13日(水)~18(月)まで名古屋、名鉄百貨店本店10階クローバーサロンにて3年振り2回目の個展が始まります。椿一輪が美しく生けられたらとの思いで制作しました。

この中で一番背の高いのは35センチあります。白磁の貴婦人は33センチ匂い立つような美しさがあります。

真っ赤な藪椿が似合うでしょうか?

会場で私と共に皆様のお越しをお待ちしております。

作品たちが光を放ってくれる事を願うばかりです。
ひろこ

2013年10月5日土曜日

10月、神の月です!




神無月、俗説では神がいない月と言われているようですが神の月と解釈した方が良いようです。
昨夕は神からの贈り物のように感じました。美しいです。思わず携帯持って池のほとりまで走り出していました。この光景はほんの数分の間だけです。心が奪われるとはこの事です!
こんなに美しい空を見れる能登は凄いです!

陶芸には出せない色です。私が尊敬する金沢の染織家の木場紀子さんの「夕日と波と」のアカネで染めた着物を思い出しました。澄み切った空気の中で紬を身にまといたくなりました。
さわやかな秋の夕暮れ、人恋しくなりますね!

ひろこ

2013年9月29日日曜日

秋の日差しを浴び、出を待つ花器たち


 9月最後の日曜日、秋晴れの気持ちの良い日になりました。11月の名鉄百貨店本店の3年振りの個展の出品作品です。うまく焼ければですが。今日1日でかなり乾燥させる事ができました。


これから衣をまとい、炎を潜り抜けデビューする作品たち!ひとつひとつに語りかけながら仕上げます。
最近作品の作り方に変化が出て来ました。じっくり確実なもの?今までいい加減だったわけではありませんが自分の理想の作品に近づけるにはかなりの時間が必要です。
何事も同じだと思いますが思いと行動が一致するのは研ぎ澄まされたものにしかなかなか出来ない事です。
言葉では説明しにくいですが靄の中を手さぐりで進み何年も何年も彷徨う、そしてある日突然ふわっと来る。追い求めてきたものがふわりと降りてくる。
窯を持って28年。密度の無い作陶生活でしたが何かが音もなく近づいてくるようなそんな予感があります!

11月13日から1週間、名古屋の名鉄百貨店本店10階にてこの作品たちと皆様をお迎えします。
椿の花とともに
ひろこ

2013年9月24日火曜日

日本陶芸美術協会会員 香炉展


9月24日(火)~30日(月)までそごう神戸店三宮店80周年記念展、新刊7階美術画廊にて開催中です。私は神戸には行きませんがお近くの方はどうぞお出掛け下さい。今まで香炉はタタラ成形の香炉が多かったのですがこの展覧会のために制作してみました!

中秋の名月を見ながらお香を焚きしめてお茶を点てて頂きたいものです!体もシェイプアップしてお着物を着たいものです。夏の暑さに身も心もダラダラ?していて気持ち悪くなってきました。秋の訪れの喜びを何かで表現したくなる今日この頃ピシッと帯でも締めて気合を入れたいところです。

気合を入れて11月の個展に向けて頑張ります!
ひろこ

2013年9月22日日曜日

日本橋三越本店 第60回日本伝統工芸展 9月18日(水)~30日(月)


 いよいよ始まりました!1年の中で一番のビッグイベント、日本伝統工芸展。右手前の白磁にモノトーンの作品 紫式部文様鉢「煌」が私の出品作です。研究会では審査にあたった先生方の感想をお聞きして大変な激戦の中から選んで頂いた事に改めて感謝の気持ちと同時にもっと自分らしい作品を追求しなくてはという気持ちがふつふつとこみあげて参りました。


9月19日(木)この日は満月!中秋の名月、旧暦の8月15日が満月というのは8年後まで見られないそうです!もしかしたらこれが我が人生最後の中秋の満月?深く考えない、全ての一瞬はもう二度と会えないですよね!
息子のマンションから撮影しました!東京のビルの上の満月を見てたまらなく孤独を感じました。大都会で孤独を感じてる人は多いのでしょうね。
月が小さく見えます!帰宅して能登の月を見ましたらとても大きくて温かく、お帰りなさいと私に声を掛けてくれたように感じました!月が変わったのではなく、月を見る私の心がそう語ってくれたのでしょうね!今回はとても長い時間を会場で過ごしました。何度も何度もこの周りを巡回して私の心の中にあるものを整理する作業を繰り返していたように思います。


 9月22日お彼岸を迎える能登!稲刈りもほぼ終わった田んぼの中の道、秋の心地よい風を感じながら久し振りに散歩してみました。この道に差し掛かると目標地点が遠過ぎてめまいがしそうでとても無理と思います。

今日は上京の疲れもありいつもより遠くに感じましたが、1歩1歩踏み出せば大丈夫と自分に言い聞かせるように歩きました!
真っ赤な彼岸花が私を待っていてくれました。自然が持つ力強い形、リズミカルな線、燃えるような色彩!人工美の追求になえてしまいそうな心にそっと寄り添ってくれる草花!
自然と戯れながらそのエネルギーを肌で感じたいと思う秋のひとときでした。

自然体で行きます!
ひろこ



2013年9月11日水曜日

秋を迎えた椿庵ーいよいよ第60回日本伝統工芸展が始まります!


 隠れ家のような小さなギャラリー椿庵にも秋が訪れました!ススキ,秋明菊、棕櫚草、露草、白い群生する菊?紅白の水引草!暑い暑い夏を耐え忍んで秋の準備をしてきました!






 来週水曜日から日本橋三越本店にて第60回日本伝統工芸展が始まります!何とか入選する事ができてうれしい事です。毎年チャレンジしているものにとって日本の最高峰の陶芸に選ばれるに等しい権威ある展覧会なので入選の喜びはひとしおです。
今まで育てて下さった先生方に感謝申し上げます。

58回展より陶芸は入選者が250名より200名に減りましたので毎年半分が入れ替わっていると云う大激戦です。そのうち女性は一割強の入選です。陶芸も男社会ですね!
石川は今年は4名でしたが例年は6名~7名は入選しているようです。(女性が)

とにかく節目の年に作品が展示されることがうれしいです。
9月24日からは神戸そごう80周年記念展に香炉を出品します。そして
11月6日からめいてつエムザ40周年記念、タイトルが出て来ませんが私は酒器展に出品、
11月13日から始まる名鉄百貨店本店10階クローバーサロンにて開催の吉田洋子作陶展です。
3年振りの個展です。
あまり無理は出来ませんが私からの優しく熱いメッセージを皆さんにお届けできるよう
頑張りますので応援宜しくお願い申し上げます!

ひろこ

陶美 ニューヨーク展いよいよ始まる

TOBI-Contemporary Japanese Ceramics

あこがれのニューヨークで遂にデビューです。私が所属する日本陶芸美術協会のグループ展がいよいよ明日9月12日より28日の約2週間の日程でニューヨーク、チェルシー地区にある大西ギャラリーにて開催されます!
もう少し準備に時間が欲しかったと云うのが本音です。
 8月上旬にお知らせがありお盆には参加の有無をお知らせすると云う誠に突然のお誘いにおそらく殆どの会員は驚いた事と思います。私もかなり迷いましたが小品展という事でもうすでに仕上がった作品を送ることにしました。せめて2カ月あると新作を出す事ができたのにと心の中は揺れに揺れていましたがチャンスを与えて下さったことに感謝しなくてはいけませんね。
人間国宝の故酒井田柿右衛門先生、吉田美統先生他16名総勢18名による展覧会です!
現地時間の12日夕方6時よりオープニングパーティーが開かれますのでご興味のある方は是非ご参加下さいませ!

Hiroko

2013年8月20日火曜日

夫の作品の写真が2012ペンタックスリコーフォトフェスタでグランプリ


昨夕、次男がインターネットで見つけました!いつの間に?彫刻のある風景というタイトルの写真コンテストでグランプリを取っていました!
驚きですね!主催者も一言お知らせくださったら良かったのにね。

夫も子供達も大喜び?やっぱり才能あるんやね!写真撮ったのは知らない方ですが!

雲と彫刻が響き合っていますね!

頑張って作品作ったら良いのにね!この作品は彼が28歳の時にマケットを作り、入賞して大きなサイズのモノを30歳の時に完成させたのです。
彫刻の森美術館のコンクール高村光太郎大賞展でエミリオグレコ特別優秀賞を受賞した作品です。
今から30年前、丁度私達が結婚した年でした!

作品出し惜しみしてたらもったいないよね。
人生短いよ!
作品のタイトルは「アルパー山の音」です。松本にある美ヶ原高原美術館に作品はあります。

高原の風を感じます。山のささやきが聞こえて来そうですね!


先日友人に何で夫の事を書かないのかと質問されました。
それは夫にきつく禁止されているからなのです。
このブログに彼が気づく事が無いよう祈ります。
連日の猛暑!皆様、残暑お見舞い申し上げます。

ひろこ


2013年7月31日水曜日

椿庵の模様替え


日本伝統工芸展の出品作品の制作を終え、手付かずだった椿庵の模様替えに入りました。
中央に鎮座するブルーの作品は「海を越えて」というタイトルの作品2ミリと3ミリのプラチナ箔をハサミで切って張り、焼きあげた労作です。私の作品の中で最大の大きさかも知れません。今から数年前の作品になりますが迫力があります。左の作品は赤と黒の作品、右の作品はやはり数年前のもの。一人の作家が作ったとは思えませんね!

画面左奥の色紙は父が晩年書いてくれたもの、陶に遊び老いを知らずとあります。
サイドボードの左3点は父の作品です。その他九谷、有田、清水焼、備前、丹波の先生方の作品も展示してみました。心機一転ジャズを聴きながらお茶でも如何ですか?

冷たいサイダーを用意して皆様のお越しをお待ちしております。

ヒロコ


2013年7月16日火曜日

公募展の作品


 モノトーンの紫式部の葉っぱに金彩を施してみました。九谷の緑と紫もアクセントに!


 前回の作品のような迫力はないかもしれませんが今回はやさしくエレガントな作品にと。


 黒の量を減らしながらもより黒を強調するデザインになったかしら?



7月16日(火)ようやく作品が仕上がりました。毎年の事ですが一番緊張する公募展です。
今回は特に作品が愛おしく感じます。葉と茎ののびやかな線を描きたいと思いましたが仕上がって見ると思いの半分しか表現できていません。

立体の写真というのは難しいものですね。もっとエレガントな作品なのですが。
作品は私の心に刻まれましたが美しいラインを求めて明日からまた挑戦の日々が始まります。

ホッと一息ついたヒロコより