2009年6月24日水曜日

Wedgwoodの陶工







この銅像はジョサイア=ウェッジウッド、Wedgwoodの創業者、英国の陶工の父と言われる方です。昨年250周年を迎えたWedgwood社、今年に入って破たんしましたが私が在籍していた工房は仕事を続けています。アメリカの資本が入り再生しています。昨年滞在してこの美しい街だからこそエレガントな陶磁器が生まれたのだと思いました。昨日白山市にあるニッコー(株)を訪問してきました。こちらは昨年100周年を迎えられたそうです。世界中で陶磁器メーカーが苦戦を強いられているにもかかわらずこちらは技術力で乗り越えているようです。私は久々の訪問です。ショールームを拝見し驚きました。こんな近くに素晴らしいものづくりをしているところがあったのだと感心させられました。Wedgwoodを訪問したときも感じたことですが大量生産と人々は一言でいってしまいますがこれは認識に大きな誤りがあります。粘土をポンといれればロボットや機械が作り出していると思っていませんか?正確に早く美しくモノを作ることの素晴らしさ、これは知性と感性が作り出すものであると同時にあくまでも人の手で生み出されるものです。石川県には九谷焼という日本を代表する大きなブランドがありますが職人さんが年々減ってきているようです。食品は産地のことを非常に厳しくいいますが陶磁器はそうではないようです。九谷は石川の宝です。こだわりをもったメイドイン石川を作り出して欲しいものです。Wedgwood Museumの館長が昨年巡回展のオープニングに日本を訪れた際に日本に来たら金沢という町に行きたいとしきりにおっしゃっていたことを思い出しました。工芸の町であることとニッコウがあるからではないでしょうか?昨日白山市のショールームをみてここにも石川いえ日本の宝があることに気づきました。
ひろこ