2009年3月25日水曜日

春爛漫


My children, Syo 25, Kan 22, Momo18 , Yukina16 . 春爛漫子供たちです。私の最高傑作です。?親ばかです。1985年に椿窯を築いて24年。窯と私は随分と古びてきましたが、子どもたちは夢に向かって走り出しています。私ももう少しじっくりと陶と向き合いたいです。

ヒロコ

2009年3月21日土曜日

ウェッジウッド美術館に収蔵された茶碗(雪月花)Wedgwood Museum has my pieces.

2009年1月美術館の館長ゲイ.ブレイク.ロバーツ女史よりお手紙をいただきました。燭台と茶碗は現代のコーナーに展示することになったこと、そしていつでも英国に来た時は遠慮なく美術館を訪ねて下さいと書いてありました。昨年10月の美術館リニューアルオープンのときに私が着物を着て出席したことが大変印象に残ったようで、Wedgwood美術館の歴史に残るニュースであるとも書かれていました、というのもウェッジウッド250年を記念してのオープンで、プレスの取材をたくさん受けたので私の写真が残ったということだと思います。この茶碗の内側には桜の花びら、外側には雪の結晶のレリーフを張り付けました。高台には月の文字を描きました。淡いペールブルーと桜と雪が舞う意匠が気に入ってます。やさしく愛らしい茶碗になりました。工房で撮った写真なのでうまく取れてませんが、今は遠く離れて英国の地にあるのかと思うと無性に愛おしく会いたいです。


ひろこ

2009年3月20日金曜日

Wedgwoodでの成果







日本の制作工程と素材の違いを乗り越えて何とか形あるものが仕上がりました。日本ではお目にかかったことのない粘土。まるで片栗粉のように水にはとろけるし、パサパサし削ろうとするとぼろぼろ剥がれ落ちる。私の技術でここまでできたのが我ながら信じがたい。そんなに若くもなしラストチャンスと思って挑んで、不思議な力が湧き出てきたのでしょうか ? 粘土の固さも私向けにやわらかく作り直してくれ、皆のサポートがあったからこそです。4月6日に再生ウェッジウッドがアメリカの資本でスタートすると聞いてます。どうぞ250年もの間生き抜いてきたWedgwoodを応援してあげてください。


ひろこ

2009年3月17日火曜日

ウェッジウッドのショールームのスザンナ




私の作品を持つスザンナはロイヤルドルトンのアーチストでした。彼女は日本に何度か仕事で訪れたことがあり、とても素敵な女性です。一度一緒に食事をして意気投合、広報のエグゼクティブのアンドリュウの英語が聞き取れない話で大いに盛り上がりました。イギリス人の彼女もよく聴き取れないことがあると聞いて少し安心しました。

ただし、アンドリュウは世界中のウェッジウッドの広報を一人でこなすスーパーマンのようなビジネスマンでとても早口でとても頭の切れるナイスガイであることを付け加えておかなければいけません。
私をウェッジウッドに迎え入れてくれた担当者です。





ひろこ

我が家の紅梅と白玉椿





白玉椿です。庭に植えて三年ほどになります。日当たりが強いのか葉っぱがちょっと黄色味がかっていて、心配です。ぼっこりとした花が愛らしいです。個展が終わる4月中旬ごろには山吹の花が庭に咲き始めます。昨夜は雷と大粒のあられで紅梅の蕾も震えていたことでしょう。遅い北陸の春もようやく雷とともにやってきた感じです。


ひろこ

2009年3月15日日曜日

4月1日から東急本店8階工芸ギャラリーにて個展

                
                    第55回日本伝統工芸展出品作品







今回の発表はウェッジウッドでの作品が10点ほど加わります。ブルーの作品が多くなりそうです。


潮騒をテーマにここ数年取り組んでいます。D.Mの作品は白と黒を基調にしている作品ですが、今、私


の中で九谷から離れて作品を作りたいという欲求が溢れてきています。もともと色絵は私にとって遠い


ものでした。誰でも常に葛藤があると思います。点数はそんなに多く出せないと思いますが、私の思い


をいっぱい詰めて作品をもって行きますのでので、ぜひお立ち寄りください。




ひろこ

2009年3月8日日曜日

お雛様 椿庵

春の園、紅におう桃の花、下照る道に出で立つ乙女。大伴家持が詠った歌です。母が長女の(もも)のために書いてくれました。これは私がリクエストしました。おばあさんの思い出とともに成長してくれればと思います。3月3日は、高校の卒業式でしたので飾ることができませんでした。Wedgwoodで制作した花器に庭の白梅と侘び介を生けてみました。お雛様は自作です。二女のゆき菜には古今和歌集より[今日はただ思いもよらで帰りなむ、雪積む野辺のわか菜なりけり]をお軸にして貰いました。二人とも2月生まれなのでこれらの軸を掛けてお祝いしてきました。自然に寄り添って生きてきた日本人の感性を受け継いで欲しいと願います。

ひろこ