七尾と深い縁のある西村さんが芥川賞を受賞した。昨夕七尾市の西光寺住職の高僧英淳さんから電話があり受賞の報が入ってきました。中日新聞の記者さんから第一報が入ってきたようです!
西村さんは、貧困と病苦を私小説にし、42歳の若さで東京の芝公園で遺体となって見つかった藤澤清造に心酔。これまでに収入の大部分を直筆原稿や手紙類の収集に充ててきた方です。主人も御縁を頂き1月29日の藤澤忌の法要には毎年参加させて頂いております。というのも高僧さんとは同級生でしかも彼の勧めで藤澤清造の彫刻を制作させて頂きました。西村さんの清造に対する姿勢に彼も非常に心惹かれていたのだと思います。清造の人となりに向き合い制作年数は数年に及びました。
主人の心情はどのようなものだったのかは計り知れませんが、作っては壊す様子を見て子供たちも心配するほどでした!それほど深い文学だったのだろうと推察します。
西村さんの受賞を機に悲願の藤澤清造の全集出版に向けて七尾市民が何かの行動を起こさねばと思いを新たにしています!
西村さんと西光寺の住職、高僧英淳さんと彫刻家、吉田隆の出会いに拍手を送りたい気分です!
西村賢太さん芥川賞受賞おめでとうございます!
ひろこ