2013年9月29日日曜日

秋の日差しを浴び、出を待つ花器たち


 9月最後の日曜日、秋晴れの気持ちの良い日になりました。11月の名鉄百貨店本店の3年振りの個展の出品作品です。うまく焼ければですが。今日1日でかなり乾燥させる事ができました。


これから衣をまとい、炎を潜り抜けデビューする作品たち!ひとつひとつに語りかけながら仕上げます。
最近作品の作り方に変化が出て来ました。じっくり確実なもの?今までいい加減だったわけではありませんが自分の理想の作品に近づけるにはかなりの時間が必要です。
何事も同じだと思いますが思いと行動が一致するのは研ぎ澄まされたものにしかなかなか出来ない事です。
言葉では説明しにくいですが靄の中を手さぐりで進み何年も何年も彷徨う、そしてある日突然ふわっと来る。追い求めてきたものがふわりと降りてくる。
窯を持って28年。密度の無い作陶生活でしたが何かが音もなく近づいてくるようなそんな予感があります!

11月13日から1週間、名古屋の名鉄百貨店本店10階にてこの作品たちと皆様をお迎えします。
椿の花とともに
ひろこ