「けふはただ 思いもよらで帰りなん 雪つむ野辺の わか菜なりけり」
西行のお気に入りの歌とか、若菜を摘むと雪が積むを掛けているそうです。
毎年二月にはこのお軸ともう一つの長女のももの為の歌のお軸を掛けてお茶を頂きます。
「春の園 紅にほう桃の花 下照る道に いで立つ乙女」 大伴家持の歌です。
2月は寒い季節ですが私にとりましては娘たちの成長をお祝いして喜びを感じる月でもあります。
お軸の歌と響きあい何と美しいことです!お香を焚きしめて炭をおこしお客様をお迎えします!
幸せなひと時です!
ひろこ
石川県七尾市で九谷の土を使い、作陶しています。 金沢美術工芸大学で学び、日本工芸会と一水会陶芸部に所属して、活動しています。 吉田洋子のプロデュースとして、ギャラリー椿庵を企画運営しています。